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Unit
短編小説「ユニットストーリー」
159 宿命決戦第8話「時の運命者 リィエル゠アモルタ IV《全てを知る者》」
ケテルサンクチュアリ
種族 エンジェル
カード情報



 宮殿を思わせる複雑な紋様が彫られた巨大な扉が開くと、封焔の将と2体の竜、もう1人の精霊が歩み出た。
「我が軍団は」
「今朝、希望の峰を出撃いたしました」と封焔竜アパルラ。
「間もなく合流予定となっております」こちらは封焔竜ゴーパヤティ。
「飛行許可は」
「ダークステイツ領は海上ルートをとることで同意を得ている。要は見て見ぬ振りだ」
 トリクムーンは間髪入れずに答えた。
「よし。先陣は私が務める。全隊の到着を待たず、速やかに突入する」
「バヴサーガラ」
 4の足が止まった。
 声の主は、いつの間にか行く手の壁にもたれかかって立っていた。
 ここは強襲飛翔母艦リューベツァール、大会議室前の廊下。
 隠れる物陰などどこにも無いことから察するに、艦内の至近距離にも関わらず、またあの右腕・・の力を使ったらしい。
「我らを止めるか。標の運命者」
 ヴェルストラ“ブリッツ・アームズ”は左手をひらひらさせた。
「いいや。愛しの美女のジャマなんてしないって」
 ふっと息をついたバヴサーガラは彼の次の言葉で再びその目を鋭くした。
「でも無茶なら止めるよん。どうするつもり?」
「封焔の総力をあげて時の宿命者を制し、運命力の均衡を保つ」
「我が親友アルグリーヴラみたいな事おっしゃいますなぁ」
「絶望の巫女の名を帯びた者として、当然の務めだ」
「違うね。これはあの3人・・で解決すべき問題だよ。過去と現在、そして未来のリィエルのね」
 ヴェルストラは封焔の巫女に向き直った。ヴェルストラはそのリィエルと浅からぬ縁がある。
「まして今のあんたは冷静じゃない。ショックなのは分かるけどさ……あーホラ、そうやって睨んでるじゃん、バヴサーガラ」
「宿命者の力を生み出したのが《絶望の祈り》。私が集め、かつて世界を2分したあの力だというのなら……」
「いいかい、バヴサーガラ。誰も言えないだろうから、このオレが言ってやる」
「……」
「それはあんたのせいじゃない。いったいどこの誰が、時間軸の歪みが起こるなんて予想できるんだよ?それに《希望》と《絶望》の均衡について言うなら、それは封焔だけで決められる問題じゃ無いだろうに」
「リノの務めは天下の安寧のため、天輪竜の卵と共に旅し続けることにある。迷惑はかけられぬ」
 バヴサーガラは彼女の心友である天輪の巫女の名に触れると、ここで初めて目を伏せた。
「そうしてリノちゃんの事になると何でも背負いすぎるのもあんたの悪い所だよな、バヴサーガラ」
「……」
「でもそこがイイ。天輪と封焔、超・美しい友情だ、うんうん」
「時間が勿体もったいない。推して参る」
 痺れを切らしたのか、バヴサーガラは歩き過ぎようとする。
 だがヴェルストラの右腕がその行く手を優しく遮った。もとより許可無く女性に触る事などしない男である。
「どけ」
 紺碧の瞳が怒りに冷たく燃え、背後の封焔竜2体が身構えた。一触即発である。
「やーだね。封焔に仕事を頼みたいんだよん。ブリッツCEOからのスペシャルオファー、愛を込めて」
 ヴェルストラの表情は真剣だった。
「この状況で何の仕事だ。世界と時間軸の危機だというのに」
「その危機の封じ込めさ。遺跡の周りにアリの這い出る隙もない包囲を敷く。実はその必要について、ケテルからバヴサーガラご指名の予言を預かってるのさ。到着ホヤホヤだよ。ね、聞きたくない?知りたくない?」
「……」
 バヴサーガラの顔がほんの少し動いた。
「ラウンジに熱々のコーヒーも淹れてあるよん。旧友との思い出の味だよね、“スカポーロの一服”」
 こと飲食の好みについて、ブリッツCEOのリサーチと記憶は完璧である。
「予言が私を呼ぶとは珍しい。そしてこれはビジネスなのか」バヴサーガラは苦笑する。
「そのほうが信用できるでしょ」
 ヴェルストラもにっ・・と笑って続けた。
「世界最強クラスの封焔軍団の手を借りるんだ、報酬はお望みのままに。とりあえず手付けとしてオレのキスなんていかが……」
 近づけた唇の前に超ドアップのトリクムーンの顔が割り込んだ。無表情でひと言。
「断る」

Illust:海鵜げそ


 ギアクロニクル第99号遺構、祭壇の間。
 3人のリィエルが今、ここにはいた。
 1人は、ついに力尽きようとしたレザエルが思わず手を伸ばした墓石、その下に眠るユナイテッドサンクチュアリの華リィエル。約2000年前に故国と味方のために命を落としたエンジェルフェザー。恋人の手によって完璧に美しく整えられ、永遠に朽ちぬ亡骸なきがら
 2人目は時の宿命者リィエル゠オディウム。絶望の運命力から生まれ、怒りと憎悪に燃える黒き天使。
 そして3人目が……。
「次に目覚めた時はきっとまたあなたがいる。そうよね、レザエル」
 白き時の運命者リィエル゠アモルタ。
 それはかつて運命大戦の終わりに、酷似した恋人の危機に際し同じく眩しい微笑みと共に投げかけられた言葉だ。寸分の違いもなく。いや正しく言えば違うことがひとつある。彼女が大事そうに手に収めた白い羽根だ。
「リィエル……」
 レザエルの驚きと混乱は察するに余りある。だがその硬直を解いたのは意外な人物だった。
「劣勢になったら介入すると言った。何にジャマされようともな」
 祭壇の間の縁に立ち、こちらに向かって手を伸ばしているのは、零の運命者ブラグドマイヤーだった。
 展開されていた運命力の渦が音も無く縮まり、その背に収まってゆく。その後ろには心配そうなソエルの姿もある。
ゼロうろだと?」
 レザエルは言葉を搾り出した。
「そうだ。彼女、いやあの白い羽根がオレに囁きかけたのだ」
「「今こそ解放の時」」
 零と時の運命者が声を揃えた。共にレザエルの悲しみと愛から生まれた2人である。
 レザエルは全身を黒く染められながら、動かぬはずの手で顔を拭った。それは何の涙だっただろう。少なくとも悲しみではなかった。
「リィエル゠アモルタ!時翔タイムリープ咎人とがにん!おまえが何故ここにいる!?」
 黒き天使オディウムは叫んだ。
「私の最後の一欠片ひとかけら、このたった1枚の羽根がゼロうろの中に残っていたのです」
 白きリィエル゠アモルタはレザエルに近づくと、そっとその背を払った。降り積もった雪を恋人が払うように。果たしてそれは悲しみ色の雪であったかの様に、黒い染みはレザエルの身体から剥がれ落ち祭壇の間の床に消えた。
「リィエル、私は……何と言っていいか」
「いいの。今は休んで、私のレザエル」
 白きリィエル゠アモルタの手が頬を撫ぜるとレザエルの目は閉じられた。黒き天使オディウムに打ちのめされたレザエルに体力の消耗は隠しようもない。そしてリィエル゠アモルタが仮眠という処置を選んだのは、これ以上の衝撃をレザエルの心は受け止められないと診たからだ。
「眠らせるとはな。話したいことは幾らでもあっただろうに、大した医者だ」
 黒きオディウムの口調には怒りが溢れていた。仕草にも言葉にも愛に溢れたアモルタが本能的に憎くて仕方ないのだ。
「絶望の運命力が生み出したリィエルの複製とも言える存在なのに、あなたにも心があるのね、時の宿命者リィエル゠オディウム。レザエルの運命力が生み出した複製である私と同じように」
 白きアモルタは静かに振り向いた。
「そうだ、我は絶望から生まれた。全ての過ちを清め、歴史を正すために」
「知っているわ。ゼロうろで聞いていた。たぶん私たち・・・の在るべき時、その全てを知ることが、私の運命」
「ではこれから我が行う事には同意であろうな。私の望む《在るべき未来》が叶えば、リィエルは死なず、レザエルが幸福になれる」
「リィエルはそれを望むかしら。少なくともが望む未来ではないと思うわ」
「無念の死を避け、レザエルは悲しみに暮れずに済むというのにか?有り得ぬ!リィエルは私自身なのだぞ!」
 黒き天使、時の宿命者リィエル゠オディウムは叫んだ。
「そしてあなたはリィエルとレザエルを救いたい」
「そうだ!当たり前だろう!」
「二人で幸せになりたい」
「私は絶望しか知らぬ。貴様らのように愛だの想いだのにかまけて《在るべき未来》の詰めを甘くしたりはしない。私は願い、達成する!あぁそうだ!幸せになるのだ!怒りをもって死の運命に報復し、この不幸な歴史を変えてやる」
「そうね、私たちは不幸だったかもしれない。それでもレザエルはリィエルに生きていてほしいと望むはず。過去であれ現在であれ、未来であれ」
「それは間違いない。その男はそういう天使だ。ただ他人を押しのけてまで願いを叶えるには優しすぎる……いや、待て。貴様、これ・・を見越して眠らせたな?!」
「その通り。レザエルには見せたくない。これ以上、どの・・リィエルが傷つき、滅ぶのも」
「ふっ、よい覚悟だ。滅ぶのは貴様とわかっていたようだな」
 黒き天使オディウムは冷たく見下ろした。
 白きリィエル゠アモルタは両の手を顔まで引き上げた。それは透けていた。
「そうね。もう消えかけている」
「本当に、最後の一欠片ひとかけらだったのだな。同じ顔をもつ者として、貴様もせめて苦しまずに葬ってやろう。留めを刺すまでもないかもしれぬが」
 時の宿命者リィエル゠オディウムは両手を天に掲げた。
 レザエルに防戦一方で何もさせる事もなく圧倒した攻撃力である。
 因果歪曲・断罪ディストーテッド・ベインを使うまでもなく、黒き針の斉射でこと足りるはずだ。
「滅べ、時の運命者 リィエル゠アモルタ!汝の罪とともに!」
 そして幾筋もの細く小さな黒い針が、白きリィエル゠アモルタと彼女が背後に護るレザエルへと降り注いだ。ブラグドマイヤーがかばおうと動きかけた、その時──。
 魔導書の魔方陣が力場を輝かせ!
 双剣の閃きが黒い針を撃ち落とす!

Illust:桂福蔵


Illust:斯比


「シーケンス・ウィザード!」人間ヒューマンの魔道士が叫び、
双瞬そうしゅんの剣士イスティア!」エルフの騎士が名乗りをあげた。
「あなたたち?!」
「我ら、ユナイテッドサンクチュアリの華をお助けすべく!」
 シーケンス・ウィザードが杖と魔導書を構えて、黒きオディウムに正対すると、
「長官の命によりケテルサンクチュアリ防衛省より馳せ参じました。お仕えいたします、リィエル様!」
 剣士イスティアはピンクの髪をなびかせて白きリィエル゠アモルタをかばった。
「私たちも!リィエル様!」
 翼の羽ばたきと共に懐かしい3人の声がした。号笛の奏者ごうてき そうしゃビルニスタ、愛琴の奏者あいきん そうしゃアドルファス、麗弦の奏者れいげん そうしゃエルジェニアははるか2000年前から、リィエルの忠実な従者である。
「誰だ、我の邪魔をするのは!……お前たち!奴らを蹴散らせ!」
 黒きオディウムは苛立ちも露わに、今までは控えさせていたギアクロニクルたちを手で差し招いた。
 さほど広くもない祭壇の間の島、現在は塔のように迫り上がった形の舞台に、双方の勢力が睨み合った。
「お待ちなさい!」
 鋭い声は──かつて運命大戦で最初にレザエルを追い詰めた時以来の──白き時の運命者リィエル゠アモルタが発したものだった。
「争いは無益よ。戦争は何も生みださない。私はそれをよく知っている」
「故に戦わずして降伏か、貴様らしいな」
「いいえ。これこそ私たちの葛藤。つまり過去と未来がせめぎ合う戦いよ」
 白きリィエル゠アモルタはケテルからの増援を穏やかに退かせると一人、黒き天使に歩み寄った。
「それ以上、近寄れば撃つ!」
 床に黒い針が弾けた。威嚇射撃である。だがリィエル゠アモルタの足は止まらない。
「恐がっているのね、あなたは」
「違う!宿命者は決して恐れない」
「では怒りと憎しみしか無いと」
「そうだ。だから愛などと……」
「本当はあなたもわかっているはず。あなたの根源にあるものは、彼への愛でしかないと。だから倍も憎くなる」
「黙れ!」
 黒い針がリィエル゠アモルタの胸を貫通した。だが必殺を期したそれは擦り抜けてしまった。
「撃ちたければ撃ちなさい。でも忘れたの?私はもう消えかけているのよ」
 ぐっと怒りを煽られたオディウムは、急降下して自分と同じ顔の白い天使の両肩を掴んだ。
「ならばこの手でひねり潰してくれる!粉々に!」
 だが、力をこめた黒い手は次の白き天使の仕草で力を失った。
 リィエル゠アモルタは透けかけた手を伸ばすと、黒い時の宿命者リィエル゠オディウムの頭をそっと包んだ。
「何をする!?」黒き天使はもがいたが
「動かないで。私を殺すなら、これ・・を見てからにしなさい」
 白き時の運命者リィエル゠アモルタはそう言うと、黒きオディウムとの間にあの白い羽根を挟んで顔を触れあわせた。
 姉妹が交わす抱擁のようにも、口づけのようにも見えた仕草を。
 この時なぜか、黒き時の宿命者リィエル゠オディウムはそれを拒むことができなかった。



※注.時間の単位は地球のものに換算した。※

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《今回の一口用語メモ》

3人のリィエル──運命と宿命、過去と2つの現在いま

 今現在、惑星クレイ世界には3人のリィエルがいる。その過去と未来、現在は複雑に絡み合っているため、
 奇跡の運命者レザエルを中心として、存在するリィエルについて以下に改めて状況を整理してみたいと思う。

リィエル
 国家:ユナイテッドサンクチュアリ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :レザエルの恋人。エンジェルフェザー隊員。今は亡きリィエル。
  当時レザエルと並んで世界一と呼ばれた癒やし手。頭脳明晰、才色兼備。
  医術の腕だけでなく戦場においても危険を恐れず献身的な姿勢、患者を慈しむ心から
  「ユナイテッドサンクチュアリの華」と称され、敬愛された。
  長く続いたプロディティオの乱、その最後に負傷者を逃がすための盾となって死亡。
  その非業の死は全国民を嘆かせたが、レザエルは恋人の身体を完璧に修復した後、永く姿を消した。
  レザエルの深く大きな悲しみは、後に零の運命者ブラグドマイヤーが生み出される源となった。

時の運命者 リィエル゠アモルタ
 国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :零の運命者ブラグドマイヤーによって全てがゼロとなった未来から、
  まだ滅ぼされていない現在へとやってきた運命者。
  滅んだ未来においてブラグドマイヤーのゼロうろに巻き込まれ亡くなったレザエルは、
  死に際に運命者として集めた膨大な運命力を解放する。
  その時の運命力が第99号遺構に流れ込み、永く停止していたギアクロニクルの遺跡を起動。
  この場所に葬られていたリィエルの遺体を基に、偽りの生命と身体を与え、
  レザエルの全記憶を受け継いだ(後の)時の運命者リィエル゠アモルタは時翔タイムリープを成功させ、
  「まだ滅んでいない現在」に出現した。
  なお時翔タイムリープの結果、ギアクロニクルの遺跡に“卵”となって出現したリィエル゠アモルタは、
  その完全復活までCEOヴェルストラに保護され、助力を受けている。
  復活した、時の運命者リィエル゠アモルタはレザエルの死の運命を変えるため彼を襲うが果たせず、
  その残る力の全てを、運命大戦の最終盤、レザエルがブラグドマイヤーに勝利するために捧げ、消滅した。
  その最後の存在の力はゼロうろに、1枚の白い羽根の形で残り、今回の復活となる。
  なお、時の運命者 リィエル゠アモルタはギアクロニクル以外としては稀な時翔タイムリープの成功者
  であり、時間軸の違う未来を知る者、そしてレザエルの全記憶を持つ。そしてそこから構成された意志は、
  恋人レザエルが見て、知って、感じた生身の天使から再現されたものであり、結果として
  死した「ユナイテッドサンクチュアリの華」リィエルの魂に極めて近いと言える。
  それ故に、リィエル゠アモルタが望む《在るべき未来》はブラグドマイヤーと争って死ぬ“運命”にある
  レザエルを戦いから遠ざけ、かつての自分=死したリィエルが与えられなかった共に暮らす現在を
  叶えようというものだった。

Illust:海鵜げそ


時の宿命者 リィエル゠オディウム
 国家:ダークステイツ 種族:エンジェル
 プロフィールと現在
 :運命大戦がレザエルの勝利に終わった、現在の世界。
  つまり運命者リィエル゠アモルタが生まれなかった惑星クレイにおいて、歪んだ時間軸から
  かつて封焔の巫女バヴサーガラが集めた《絶望の祈り》、すなわち世界に生ける者の半分にあたる
  極めて強い運命力が漏れ出し、(この時間軸では初めて、レザエル達が知る歴史としては2度目に)
  ギアクロニクル第99号遺構に注がれ、この場所に葬られていたリィエルの遺体を基に、
  偽りの生命と身体を与えられたもの。
  なお、このシステム起動によって遺跡に眠っていたギアクロニクル(ギアロイドなど)も復活し、
  宿命者リィエル゠オディウムに仕えている。
  リィエル゠オディウムは絶望から生まれた故に、その心を占めているのは果てしなく深い絶望。
  そして無限の宿命者レヴィドラスから伝え聞いた、レザエルの辿った道についての情報。
  リィエル死後の悲しき軌跡を燃料として、彼女が持つレザエルへの愛は烈火のごとく燃え上がった。
  彼と彼女自身(リィエル)への激しい怒りの感情となって。
  この点が「滅びの未来で死ぬ直前まで、レザエルの全記憶(と互いの真意)」を知るアモルタとの違いだ。
  よって宿命者リィエル゠オディウムの狙いはその衝動のおもむくまま、
  全ての元凶となった自分の“運命”を変える事、すなわちプロディティオの乱まで時翔タイムリープして、
  エンジェルフェザー リィエルが死ななかった時間軸を作ることにある。

Illust:海鵜げそ


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ユナイテッドサンクチュアリの華 エンジェルフェザーの癒やし手 リィエルとプロディティオの乱については
 →ユニットストーリー138 運命大戦第12話「時の運命者 リィエル゠アモルタII 《過去への跳躍》」
  と同・《今回の一口用語メモ》
を参照のこと。

時の運命者 リィエル゠アモルタについては
 →ユニットストーリー137 運命大戦第11話「時の運命者 リィエル゠アモルタ」
  ユニットストーリー138 運命大戦第12話「時の運命者 リィエル゠アモルタII 《過去への跳躍》」
  ユニットストーリー139 運命大戦第13話「時の運命者 リィエル゠アモルタIII《奇跡の運命》」
  を参照のこと。

時の宿命者 リィエル゠オディウムについては
 →今回と、ユニットストーリー158宿命決戦篇第7話「時の宿命者 リィエル゠オディウム」
を参照のこと。

スカポーロの一服とバヴサーガラについては
 →133 「夢刃の剣姫 ラスカリア・ヴェレーノ」
を参照のこと。

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本文:金子良馬
世界観監修:中村聡