ユニット
Unit
短編小説「ユニットストーリー」

Illust:かんくろう
業炎竜 ヴィルベイル・ドラゴンは、ドラゴンエンパイア帝国軍第1軍『かげろう』に所属するフレイムドラゴン。
特徴は全身を覆う重装甲と火力だ。
先遣隊として配置されることの多いヴィルベイル・ドラゴンは、飛び交う矢弾をものともせずに突進し、その口から吐き出される炎で敵陣を灼熱地獄へと変える。また竜の体内で高められた炎は対象を燃やし尽くすまで消えず、水では容易に消火できない。
「渦巻き奔れ、滅却の業火。バーニング・インフェルノ!」
味方の士気を鼓舞し、敵を恐怖のどん底へ突き落とすヴィルベイル・ドラゴンの叫び。
ドラゴンエンパイアの竜軍事評論家からは、この戦口上とヴィルベイル・ドラゴンの姿形、そして戦闘スタイルに、聖竜紀の頃、帝国軍の前線で活躍したフレイムドラゴン「ボーテックス・ドラゴン」との酷似が指摘される。
聖竜紀といえば3000年以上も昔のことだが、山岳地帯に棲む攻撃的なフレイムドラゴンの一族としてその血脈を保ち続けた可能性は高く、またこうした強襲部隊は帝国軍の必須兵種であることからも(直系か否かはともかくとして)、ヴィルベイル・ドラゴンがボーテックス・ドラゴンの天輪聖紀における後継者であることは間違いない。
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<ユニット紹介:ヴィルベイル強襲部隊 ライドライン>

Illust:石川健太
リザードソルジャー ジセン
「竜は産まれながらに戦士である」
ジセンを表すのに、これ以上の表現はないだろう。
背が低く手足も短いドラゴンマン、ジセンが炎の剣と盾を振りかざし、懸命に地を駆ける様子は華麗とは言いがたく、防御側の新兵ならば吹き出してしまうかもしれない。
だがジセンを笑う者はすぐに、その猛烈な突進がどんなに高い砦の塁壁であっても容易には止めがたいことを思い知り、恐怖することになる。空を飛べぬ彼がヴィルベイル強襲部隊の先陣を任されるのには理由があるのだ。

Illust:在由子
魔竜導師 ジョウコウ
ドラゴンマンの男性。蛇身の下肢に人の上半身。
ジョウコウはいわゆる独鈷杵型のワンドを使って炎を操り、ヴィルベイル強襲部隊の地上支援を担う魔竜導師だ。隊のリーダーであり必殺兵器、ヴィルベイル・ドラゴンの炎が敵をもっとも効果的に焼き尽くすには敵の士気を下げ、防御を切り崩し、そしてなるべく一ヶ所に追い込んでおく必要がある。
「この程度で、燃え尽きてくれるなよ?」
狡猾で敵に対して一切の情け容赦もないジョウコウには、これはうってつけの任務なのだ。

Illust:てぉ
ドラグリッター アズハール
猪突猛進のジセン、じわじわと敵を追い込むジョウコウに対し、攻守ともに重厚で盤石な構えで敵に迫る正当派のかげろう竜騎手がアズハールだ。
ドラグリッターはドラゴンエンパイア帝国軍航空戦力の花形である。アズハールはもともと優れたドラグリッターであるのに加えて、隊長であるヴィルベイル・ドラゴンを補佐し支える力にも秀でている。
「我等が炎で敵陣を貫こう!」
アズハールの号令が響いた時にはもう、その戦場にはヴィルベイル強襲部隊が放つ炎に滅ぼされるがままの心砕けた弱兵しか残っていないのだ。
《惑星クレイ ワールドガイド&参考ユニットストーリー》
ヴィルベイル・ドラゴンの祖先とも噂される聖竜紀のフレイムドラゴン「ボーテックス・ドラゴン」のデータは
→カードリスト | 「カードファイト!! ヴァンガード」 TCG公式サイト
で検索し、見ることができる。
ドラゴンエンパイアの武力集団『かげろう』発祥については
→世界観コラム ─ 解説!惑星クレイ史 第5章 弐神紀前期 ~神格「創世神メサイア」と魔法科学文明~
を参照のこと。
ドラゴンエンパイア帝国軍第1軍『かげろう』に属するドラグリッターとその育成機関については
→ユニットストーリー098 龍樹篇「ドラグリッター ラティーファ」
を参照のこと。
天輪聖紀において散見される、『かげろう』に属さないドラグリッターの例としては
→ユニットストーリー147「ドラグリッター ディルガーム」
ユニットストーリー150 「仁竜融騎 グライアンドラ」
ユニットストーリー192「舞楽の忍鬼 マイカ」(人間グライと共心竜アンドラのその後。続編)
を参照のこと。
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本文:金子良馬
世界観監修:中村聡
世界観監修:中村聡