【ケテルサンクチュアリ叛乱事件 あらすじ(1)】
バヴサーガラの勧めに従って、ストイケイア南部の古都ヌエバを訪れたリノとトリクスタ、焔の巫女一行はそこで世界樹の音楽隊(ワールドツリー・マーチングバンド)の指揮者(ドラムメジャー)、満開の大行進リアノーンに出会う。
惑星クレイの生命に直結する神秘の樹木「世界樹」の意志を感じることができる希有な才能を持つリアノーンだが、彼女は世界樹を通して、惑星クレイの未来に待ち構える“闇”を察知し、怯えていた。
同じ不穏な気配を察したダークステイツの魔宝竜ドラジュエルドは、旧知の仲であるディアブロス“暴虐(バイオレンス)”ブルースに調査を依頼する。
一方、ケテルサンクチュアリ国ではかねてより燻(くすぶ)っていた地上と天上との軋轢(あつれき)が爆発寸前となっていた。
治安維持に乗り出す天上騎士団(クラウドナイツ)を妨害し、抵抗運動を始めたのが破天騎士団を名乗るグループ。そしてそのリーダーと目されている謎の隻眼の騎士、ユースベルクだった。
【ケテルサンクチュアリ叛乱事件 あらすじ(2)】
旧都セイクリッド・アルビオンの地下でユースベルクが率いる“革命”が進行していた。
その革命が目指すものと、ユースベルクがかつて味わった苦難を知った天上騎士団団長バスティオンは、天輪の巫女リノらを通じて、事の解決を一騎打ちで果たし合うことをユースベルクに提案する。
これを受けた破天の騎士ユースベルクと、心密かにケテルサンクチュアリの未来を憂う頂の天帝バスティオンは旧都の空で激突する。
二人の宿命の対決にリノ、リアノーン、天上騎士オールデン、そしてダークステイツの悪魔と魔宝竜までが絡み、ケテルサンクチュアリ叛乱事件は思わぬ方向へと進展してゆくのだった。