世界観
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グレード3「秤の宿命者 アルグリーヴラ」/黒崎キョウマ
「均衡の番人」の異名を持つ遊撃隊のベテラン司令官。竜皇帝の信頼篤く、帝国軍の命令系統から外れて独自に行動することが認められている。それはアルグリーヴラが帝国のためだけではなく「世界の均衡」を守るため、ほとんどの竜が眠りについた無神紀でさえも、運命力の回復を信じ、惑星クレイ全体のために身を捨てて戦い続けたその姿勢と功績による。天輪聖紀となって一時は引退も考えたアルグリーヴラを現役に留めたのは、未だ安定しない世界を監視するため、そして彼と彼の軍隊が使う優れた武器の供給者、南極の工業企業CEOとの出会いのためである。
国家:ドラゴンエンパイア 種族:フレイムドラゴン
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グレード2「ガトリングカノーネ・ドラゴン」/黒崎キョウマ
敵を掃討するアルグリーヴラの主力竜。ブリッツ・インダストリー社製最新型ガトリングガンの威力は凄まじく、統制が行き届いた陣形の下、効率的に計算された弾幕による大火力によって敵を制圧するその勇姿は、ドラゴンエンパイア製の制式兵器を支給されている他の部隊からは羨望と畏怖の目をもって見られている。
国家:ドラゴンエンパイア 種族:フレイムドラゴン
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グレード1「ラケーテンヴェルフ・ドラゴン」/黒崎キョウマ
アルグリーヴラ隊の中堅を担う四足歩行の竜。ブリッツ・インダストリー社製ロケットランチャーを肩に装備して突撃し、すべて撃ち尽くすまで帰還することはない。重火力に加えてその動きが俊敏かつ神出鬼没なため、油断していると気がついた時には辺り一面がロケットの着弾で火の海、という事態となる。
国家:ドラゴンエンパイア 種族:フレイムドラゴン
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グレード0「ゲヴェーアル・ドラゴン」/黒崎キョウマ
帝国軍の精鋭アルグリーヴラ隊の前衛を務める竜。腕の多砲身砲はブリッツ・インダストリー社製。隊の竜はみなこの南極の工業会社が製造する武器の最新式を装備し、圧倒的な実績を残している。他国製兵器の使用については異論もあるが、演習では練度の高さで他隊をこてんぱんにし、批判を封じている。
国家:ドラゴンエンパイア 種族:フレイムドラゴン
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グレード3「無限の宿命者 レヴィドラス」/藍川クオン
ストイケイアの奥深くに棲んでいる100億歳を超える太古の生物。秘境の森ヴェルミスムにたちこめる朱色の霧の正体は、レヴィドラスの羽から放出される「無限鱗粉(インフィニット・アイズ)」。永い時間をかけ、惑星クレイの隅々にまで散ったインフィニット・アイズはいわゆる昆虫の鱗粉とは別物で、レヴィドラスの感覚器官であり、最大の武器でもある。そのため何処にいてもクレイで起こるほぼ全ての事に通じ、圧倒的な情報と知識の優位を誇る。それ故に自分が知らないこと、感知できないものがあると追求せずにはいられない。
国家:ストイケイア 種族:フォレストドラゴン
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グレード2「マンティサイス・ドラゴン」/藍川クオン
カマキリのような鎌状の両手を持つ竜。森への侵入を察知された者たちの空しい抵抗は、この鎌によって刈り取られることになる。レヴィドラスの護衛たちを取りまとめる存在でもあり、マンティサイスの姿を見かけたということは、この後の増援の到着を意味している。その場から速やかに立ち去るのが賢明だろう。
国家:ストイケイア 種族:フォレストドラゴン
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グレード1「スコルピアサー・ドラゴン」/藍川クオン
秘境ヴェルミスム森の竜。サソリの様な触肢や尾、そして針を持っている。獰猛で攻撃性が強い森の番人であり、他のレヴィドラスの眷属と連携しながら敵を追い詰めるという点からも、侵入者たちにとっては危険極まりない存在だ。尾を上げる威嚇のポーズで退散しない敵には、毒針による恐怖の一撃が待っている。
国家:ストイケイア 種族:フォレストドラゴン
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グレード0「スタグニッパー・ドラゴン」/藍川クオン
ズーガイア大陸の秘境ヴェルミスム森の竜。気性が荒い。甲虫に似た大顎と角が特徴。余所者を警戒する斥候であり、哨戒のために森の上空を飛ぶ大きな羽音は旅人に「禁忌の森が近い」ことを告げるサインとして恐れられている。空気や大地の揺れから周囲を感じ取る感覚に優れ、忍び寄る侵入者を見逃すことは無い。
国家:ストイケイア 種族:フォレストドラゴン
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グレード3「時の運命者 リィエル゠アモルタ」/明導ヒカリ
第7の運命者。その正体は、無神紀の内乱で亡くなったレザエルの恋人、リィエルと瓜二つの姿と声を持つ天使。リィエル゠アモルタは他の6人と違い、これから起こる「未来の悲劇」で生じた運命力によって、現在の時間軸に復帰した運命者である。ギアクロニクル以外では極めて稀な、実体をもって過去への「時翔」に成功した者であり、その姿は機械仕掛けと融合したものへと変わり(種族としては依然「天使」ではあるが)、性格や話し方もどこか無機質な感じを漂わせる。ただその内に秘めるのはレザエルを救いたいという強い意思と愛情であり、そのためにはどのような手段もためらわず選ぶ。
国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル -
グレード2「麗弦の奏者 エルジェニア」/明導ヒカリ
リィエルに仕える奏者たちを取りまとめる立場にいる天使。流麗で豊かな音色を特徴とする。他の2人に比べると言葉こそ少ないが、その音色から窺える通り、人生の機微に通じた大人であり、無神紀から続いた主の不在の間もいつかリィエルと再会することを信じて、自らと仲間を励まし音楽と祈りを捧げ続けてきた。
国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル -
グレード1「愛琴の奏者 アドルファス」/明導ヒカリ
竪琴弾きの天使。他の奏者と同じく無神紀の頃からリィエルに仕え、甘く切ない愛の詩を奏でる。竪琴と音色を愛し、その音楽を主リィエルに捧げることを喜びとしている。主たちの恋愛を誰よりも応援していたアドルファスは、無神紀に2人が死別したことを深く悲しみ、長い間、琴の弦を外して笑顔も封印していた。
国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル -
グレード0「号笛の奏者 ビルニスタ」/明導ヒカリ
見かけはまだほんの子供のような天使。だがその名前の通り、ビルニスタが吹き鳴らす角笛は小柄な身体に似合わず、号砲のように轟く大きな音で敵の戦意を挫く。もちろん観客の心を震わせる穏やかで繊細な音色も奏でられる名演奏家でもあり、再びリィエルに仕えることを長く待ち望んでいた天使の一人である。
国家:ケテルサンクチュアリ 種族:エンジェル